都営バスの運賃と支払い方法 - IC カード・現金・小児運賃のすべて

この記事は約 3 分で読めます 最終更新日: 2026-08-09

都営バスの運賃 - 23 区内は乗るたびに同じ金額

結論から言うと、都営バスの運賃はとても分かりやすい仕組みです。東京 23 区内の路線は、どこから乗ってどこで降りても 1 回いくらの均一運賃で、2026 年 8 月時点では大人 210 円 (IC カードも 210 円)、小児は現金 110 円・IC カード 105 円です。距離を気にせず乗れるので、初めての路線でも運賃の計算に迷うことはありません。

支払いは乗車時の 1 回だけです。都営バスの 23 区内路線は前乗りの先払いで、前の扉から乗って運賃箱で支払いを済ませ、降りるときはそのまま後ろの扉から降ります。鉄道のように降りるときの精算がないぶん、乗ってしまえばあとは気楽です。

この記事では、2026 年 8 月時点の運賃を、東京都交通局の公式情報に基づいて整理します。IC カードと現金の違い、子どもの運賃、車内での支払いのコツまで、順に見ていきましょう。

運賃の一覧 - 一般系統と例外のある系統

23 区内の都営バスはほとんどの系統が同じ運賃ですが、一部に金額の異なる系統があります。2026 年 8 月時点の普通運賃は次のとおりです。

区分大人 (現金)大人 (IC)小児 (現金)小児 (IC)
一般系統 (急行・直行バスを含む)210 円210 円110 円105 円
学バス系統 (学 02・学 03・学 05・学 06)180 円178 円90 円89 円
C・H01 系統190 円189 円100 円95 円

このほか、江東区のコミュニティバス「しおかぜ」(江東 01 系統) は大人・小児とも 100 円 (現金・IC とも) という特別な運賃です。また、青梅市周辺など多摩地域の路線は均一運賃ではなく、乗った距離に応じて運賃が変わる対キロ区間制 (初乗り大人 180 円・IC 178 円) が採用されています。多摩地域の路線に乗る場合は、区間ごとの運賃表を公式サイトで確かめてください。

運賃の正確な金額と適用条件は、東京都交通局の普通運賃のページで確認できます。

IC カードでの支払い - タッチひとつで完了

いちばん手軽な支払い方法は、交通系 IC カードです。2026 年 8 月時点で、都営バスの全路線で PASMO や Suica をはじめとする全国相互利用の交通系 IC カードが使えます。スマートフォンに入れたモバイル PASMO・モバイル Suica や、Apple Pay の PASMO も同じように使えます。

使い方は、乗車時に運賃箱の読み取り部にカードやスマートフォンをタッチするだけです。小銭を数える必要がなく、乗車がいちばんスムーズに進みます。小児運賃の IC 額 (一般系統で 105 円) のように、系統によっては現金よりわずかに安く設定されているのも IC カードの利点です。

ひとつ注意があります。IC 運賃が適用されるのは、1 枚の IC カードで運賃の全額を一度に支払える場合だけです。チャージ残額が運賃に足りないと、残額を引いたうえで不足分を現金で支払うことになり、その場合は現金運賃の扱いになります。改札で残額が表示される鉄道と違い、バスでは乗る瞬間まで残額に気付きにくいものです。乗る前に残額を確かめておきましょう。残額が心細いときは、都営バスの車内でも 1,000 円札で 1,000 円単位のチャージができます。走行中の車内を移動するのは危ないので、チャージは停車中にお願いするのが安全です。

現金での支払い - 両替の仕組みに注意

現金で支払う場合は、乗車時に運賃箱へ運賃ちょうどの金額を入れます。ここで知っておきたいのが、バスの運賃箱はおつりが自動的に出る機械ではないことです。手持ちに小銭がないときは、運賃箱に付いている両替機能で先に両替をしてから、運賃を入れます。紙幣は 1,000 円札だけが使えるので、5,000 円札や 10,000 円札しかない状態でバスに乗らないようにするのが大切です。

現金払いの場合の乗車の流れをまとめると、次のようになります。

  1. 乗車前に、運賃ちょうどの小銭か 1,000 円札を用意しておく。
  2. 前の扉から乗り、小銭があればそのまま運賃箱へ入れる。
  3. 小銭がなければ、運賃箱で 1,000 円札を両替してから運賃を入れる。

混雑した時間帯の両替は後ろの方をお待たせしがちです。ふだんからバスに乗る機会があるなら、チャージして繰り返し使える IC カードを用意しておくほうが、支払いはずっと楽になります。

子どもの運賃 - 年齢によって 4 つの区分

子どもと一緒に乗るときは、年齢による区分を知っておくと安心です。2026 年 8 月時点の区分は次のとおりです。

  • 大人 (12 歳以上・中学生以上): 大人運賃。12 歳でも小学生であれば小児運賃です。
  • 小児 (6〜11 歳・12 歳の小学生を含む): 小児運賃。一般系統では現金 110 円・IC 105 円です。
  • 幼児 (1〜5 歳・就学前の 6 歳を含む): 大人か小児に同伴する場合は 2 人まで無料。3 人目からと、幼児だけで乗る場合は小児運賃がかかります。
  • 乳児 (1 歳未満): 無料です。

たとえば、大人 1 人が 4 歳と 2 歳の子どもを連れて一般系統に乗る場合、幼児 2 人は無料なので支払いは大人 210 円だけです。子ども用の IC カードを使えば小児運賃が自動的に適用されるため、小学生には小児用 IC カードを用意しておくと車内での申し出が不要になり、乗り降りが楽になります。

よく乗るなら知っておきたい割引と乗車券

1 日に何度もバスに乗る予定があるなら、乗るたびに運賃を払うより、都営バスが 1 日乗り降り自由になる一日乗車券を使うほうが安く済む場合があります。詳しくは都営バスの一日乗車券の記事で解説しています。

また、通勤・通学で決まった路線に乗る方には定期券が、障がいのある方には手帳の呈示などによる割引運賃が用意されています。制度の詳しい条件は、東京都交通局の運賃・乗車券・定期券のページにまとまっています。

まとめると、都営バスの運賃は 23 区内なら 1 回ごとの均一運賃で、支払いは IC カードのタッチが最も手軽、現金なら小銭か 1,000 円札の用意を、という 3 点を押さえれば十分です。実際の乗車の手順は都営バスの乗り方ガイドで順を追って説明していますので、あわせてご覧ください。

本記事に記載の運賃・料金は執筆時点の情報であり、その後の改定を反映するものではありません。

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