前乗り
まえのり
前乗りとは
前乗りとは、バスの前方の扉から乗車する方式のことです。運転席の脇に運賃箱が据え付けられているため、乗るのと同時に運賃を支払う「先払い」と組み合わされるのが基本形です。乗車時に現金を運賃箱へ入れるか、交通系 IC カードを読み取り部にタッチすれば支払いは完了し、降りるときは中ほどや後方の扉からそのまま降ります。
この方式が成り立つのは、距離に関係なく支払う額が同じ均一運賃だからです。どこまで乗っても同じ額なら、乗る時点で運賃を確定できます。都営バスの 23 区内の路線をはじめ、東京の都心部の路線バスの多くがこの前乗り先払いを採用しています。
乗るときの流れ
前乗りのバスの乗車は、次の 3 拍子で覚えられます。
- バスが停まったら、前の扉から乗る。
- すぐ脇の運賃箱で支払う。IC カードならタッチ 1 回、現金なら運賃を投入。
- 空いている席へ進む。降りるときは降車ボタンを押し、中扉・後扉から降りる。
支払いが乗車口で済んでいるので、降りるときは扉から出るだけです。両手に荷物がある日も、降車時にもたつく心配がありません。現金の方は、乗る前に小銭を手に用意しておくと流れが途切れず、雨の日や荷物の多い日の乗車もスムーズです。詳しい流れは都営バスの乗り方ガイドにまとめています。
後乗りとの違い
前乗りの対になるのが「後乗り」です。中ほどや後方の扉から乗り、降りるときに前の扉で支払う「後払い」と組み合わされます。距離に応じて運賃が変わる路線で使われる方式で、乗車時には整理券を取るか IC カードをタッチして乗車地点を記録し、降車時に運賃が確定します。
つまり扉の使い方と支払いのタイミングは、その路線の運賃制度とセットで決まっています。「前から乗るバスは乗るときに払う、後ろから乗るバスは降りるときに払う」と覚えておけば、初めての土地でもまず迷いません。扉が開いたらどちらから乗るのか、周りの人の動きと車体の扉脇の表示を見れば、その場でも確かめられます。