団子運転

だんごうんてん

同じ系統のバスが数珠つなぎに連なって走る状態を指す言葉です。渋滞や乗降集中で先頭のバスが遅れると後続が追いついて起こります。2 台目以降が空いていることが多いのが特徴です。

団子運転とは

団子運転とは、同じ系統のバスが 2 台、3 台と数珠つなぎに連なって走ってしまう状態を指す俗な言い方です。串に刺さった団子のように見えることからこう呼ばれます。長い時間待たされた挙げ句、来るときはまとめて来る。バス利用者なら誰もが一度は経験する現象で、運行間隔の乱れがもっとも目に見える形で現れたものといえます。正式な専門用語ではありませんが、バスの運行を語るうえで欠かせない言葉として広く通じます。

なぜ起こるのか

団子運転は、誰かの怠慢ではなく構造的に発生します。仕組みはこうです。先頭のバスが渋滞や信号で少し遅れると、次の停留所では予定より長い時間ぶんの待ち客がたまっています。乗り降りに時間がかかり、遅れはさらに広がります。一方、そのすぐ後ろを走る後続のバスの前には待ち客がほとんど残っていません。乗降がすぐ済むので後続はどんどん先へ進み、ついに前のバスに追いついてしまう。小さな遅れが「前は重く遅く、後ろは軽く速く」という差を生み、間隔を自動的に縮めてしまうのです。

いったん追いつくと、この 2 台が自然に離れるのは難しく、終点近くまで連なったまま走ることも珍しくありません。運行側も間隔を戻す調整を行いますが、一般道を走るバスにできることには限りがあります。遅れの要因の全体像はバスが遅れる理由の記事で詳しく解説しています。

利用者が知っていると得すること

この仕組みを知っていると、混雑を避ける実践的な知恵が手に入ります。団子運転の先頭のバスは待ち客を一身に集めて混み合い、2 台目以降は空いていることが多いからです。停留所に 2 台続けて来たら、あえて 1 台目を見送って 2 台目に乗ると、座れる可能性がぐっと上がります。同じ場所へほぼ同時に着くのですから、急ぐ理由もありません。

また、接近情報でバスの位置を見たときに、同じ系統が近い位置に連なっていたら団子運転のサインです。「長く待った後の 1 本目は混んでいる」と予測して構えられるだけでも、気持ちにゆとりが生まれます。

いまのバスの位置を確認する