行先表示
ゆきさきひょうじ
行先表示とは
行先表示とは、バスの前面・側面・後面に掲げられる、系統番号と行き先の表示のことです。かつては文字を印刷した幕を巻き取って切り替えていたことから「方向幕」とも呼ばれ、その後は発光ダイオードなどで文字を表示する電光式が広く使われるようになりました。前面には系統番号と行き先、側面にはあわせて主な経由地が示されるのが一般的で、バスの外から「この 1 台がどこへ行くのか」を知るためのいちばんの手がかりです。同じのりばに違う系統が次々と来る駅前ほど、この表示の読み取りが物を言います。
見るべきは「系統番号と行き先」の 2 点セット
行先表示の読み方を知っていると、バスが近づいてきた数秒のあいだに乗るべきかどうかを判断できます。いちばんのコツは、行き先の地名だけを見るのではなく、系統の番号とあわせて 2 点セットで確かめることです。同じのりばに似た行き先のバスが来ることがあり、地名だけでは途中で通る道の違いまでは見分けられないからです。自分の乗る系統番号を覚えておけば、表示を見た瞬間に判断がつきます。
また、表示が「回送」なら乗客を乗せない移動中の車両で、乗ることはできません。同じ系統番号でも、いつもと違う行き先が出ていれば途中の停留所までで終わる便かもしれません。行先表示は「乗れるか」「どこまで行くか」の両方を教えてくれるのです。夜間や逆光で読みにくいときは、あわてて手を挙げる前に、止まったバスの乗車口脇の表示で確かめ直せば十分間に合います。
側面と後面の表示も味方になります
前面の表示を見逃しても、あきらめる必要はありません。側面の表示には経由地が含まれることが多く、乗車口の脇で最終確認ができます。乗る直前に側面表示で経由地と行き先を確かめる習慣を付ければ、乗り間違いはさらに減ります。後面の表示は、目の前を走り去ったバスが目当ての便だったのかどうかを、後ろ姿から確かめるのに役立ちます。前面・側面・後面それぞれの読み方は、バスの行き先表示の読み方の記事で図解的に整理しています。