急行バス
きゅうこうばす
急行バスとは
急行バスとは、途中の停留所の一部を通過し、主要な停留所だけに停車する運行形態のバスです。鉄道の急行と同じ考え方で、停車回数を減らすことで同じ区間をより短い時間で結びます。すべての停留所に停まる便と同じ道を走っていても、停まる場所が違うのです。
都営バスでも、行楽地への路線や需要の集中する区間などで急行運転の系統が設定されることがあります。急行の便は行先表示や時刻表に「急行」と明示され、系統番号にも急行を示す記号が付くなど、各停の便と区別して案内されます。
乗るときの注意点
急行バスで何より大事なのは、自分の降りたい停留所に停まるかどうかを乗る前に確かめることです。うっかり乗ってしまうと、目的の停留所を素通りして次の停車停留所まで運ばれてしまいます。停留所の時刻表や掲示には急行便の停車停留所が示されているので、乗車前にひと目確認しましょう。バスが来たときは、行先表示の「急行」の文字が見分けの手がかりになります。乗ってから気づいた場合も慌てず、次に停まる停留所で降りて戻る便に乗り直せば大丈夫です。
逆に、乗る停留所も降りる停留所も急行の停車対象なら、急行便は積極的に選ぶ価値があります。所要時間が短いだけでなく、停車回数が少ないぶん乗り心地も落ち着いていて、長い距離の移動ほど差が実感できます。
似た言葉との違い
急行バスと混同しやすい言葉に「快速」「直行」などがあります。呼び方は事業者によってさまざまですが、いずれも「一部の停留所を通過する」という点では同じ仲間で、通過の度合いや案内の仕方が違うだけです。一方、高速道路を走る「高速バス」や空港への「リムジンバス」は、路線バスとは運賃制度も予約の仕組みも異なる別のカテゴリーで、急行バスとは区別されます。
いずれの場合も、迷ったらのりばに掲げられた時刻表と、やって来たバスの行先表示を照らし合わせるのが確実です。停車停留所さえ確かめれば、急行バスは時間を節約できる心強い選択肢になります。