運賃箱
うんちんばこ
運賃箱とは
運賃箱とは、路線バスの運転席の脇に置かれ、乗客から運賃を受け取る機器のことです。硬貨や紙幣を入れる口のほか、交通系 IC カードをタッチする読み取り部も備えており、現金でも IC カードでもここで支払いを済ませます。一般には運賃箱と呼ばれますが、都営バスの案内では東京 23 区内の路線で「料金機」、多摩地区の路線で「料金箱」という呼び名が使われています。
使う場面は乗り方によって変わります。23 区内の都営バスは前の扉から乗って先に払う前乗りなので、乗ってすぐの場所で料金機に運賃を入れます。多摩地区は後ろ側の扉から乗って降りるときに払う方式のため、降りる前に前の扉の脇の料金箱へ運賃を入れます。
都営バスの運賃箱でできること
2026 年 10 月時点の交通局の案内では、都営バスの運賃箱でできることは次のとおりです。
- 現金での支払い: 硬貨と 1,000 円札が使えます。紙幣は 1,000 円札だけです。
- お釣り: 23 区内の料金機は、運賃より多く入れると自動で精算されてお釣りが出ます。
- 両替: 多摩地区の料金箱では、硬貨と 1,000 円札を両替できます。
- IC カードでの支払い: 交通系 IC カードを読み取り部にタッチします。
同じ時点の交通局の案内では、バスの車内で IC カードに 1,000 円札で 1,000 円単位のチャージもできます。
23 区内で複数の硬貨や紙幣を組み合わせて払うときは、金額の小さいものから入れるよう交通局は案内しています。10 円硬貨と 500 円硬貨で払うなら、10 円を先に入れるとお釣りが細かくなりません。
運賃の額や IC カードで払う場合との違いは、都営バスの運賃の払い方の記事で詳しく扱っています。
使うときの注意
5,000 円札や 10,000 円札は運賃の支払いにも車内チャージにも使えないため、交通局は乗る前に両替をして 1,000 円札か小銭を用意するよう求めています。旧 500 円硬貨などの旧硬貨や旧紙幣も料金機が読み取れないので、ほかの硬貨や紙幣で払います。
IC カードを使う人は、定期入れの中身にも注意が要ります。磁気の定期券やシルバーパスを乗務員に見せるとき、同じ定期入れに交通系 IC カードが入っていると、料金機の読み取り部が反応して運賃を引き去るおそれがあります。定期券やシルバーパスを見せて乗るつもりなら、IC カードは別の入れ物に分けておきましょう。
なお、2026 年 10 月時点の交通局のよくある質問によると、都営バスは運賃の領収書を発行していません。混雑しているときや運行が遅れているときは、車内で何度もチャージするのを控えるよう求められる場合もあるので、チャージは乗る前に済ませておきます。